自分好みのデザインや間取りを自分で決められる注文住宅は、理想の住宅を立てるにはもってこいですよね。
しかし、ついオーダーやオプションを追加しすぎてしまって、予定していた金額を大幅に上回ってしまうことも珍しくありません。
そこで今回は注文住宅の予算の決め方や決めるときのポイントについて紹介します。
まずは、注文住宅の予算の決め方についてご紹介します。
STEP1 住宅購入に使用する自己資金の金額を決める
住宅購入金額は「購入するときにかかる費用(諸経費や頭金)」と「購入した後にかかる費用(住宅ローンや住宅維持費)」の合計です。
そのため、予算を決めるときは住宅購入に使う自己資金を決める必要があります。
自己資金を決めるときは、貯蓄のうちいくらを手元に残しておくかを考えることが大切です。
住宅を購入する際にかかる費用は、引っ越し代や入居費用・登記費用、税金などさまざまな費用がかかるため住宅購入金額だけではありません。
そのため、現在の貯蓄を全て住宅購入に充てるのではなく、住宅に関する初期費用や生活費のために残しておくことが大事です。
STEP2 住宅ローンの借入金額を決める
融資額を決めるには、まず先に金利を元に総支払額を算出し、毎月の返済額を計算しておくことが大切です。
ローンをスムーズ返済するためにも、毎月の返済額を無理のない範囲で設定しましょう。
さまざまなサイトで、自分の年収や毎月の返済額を元に住宅ローンの返済をシミュレーションできるツールがあるので、それで一度試してみるのがおすすめです。
毎月無理なくローン返済するための目安としては、上限が年収の25パーセントを12ヶ月で割ったものになるため、あまり高く設定しすぎないようにしましょう。
STEP3 住宅の購入資金限度額を算出する
自己資金と住宅ローンの借入金が算出できたら、最後に購入資金を決めます。
ただ一つ注意しなくてはいけないことは、注文住宅を建てる場合は土地も購入しなくてはいけないので、購入資金を全て建物に充てることはできません。
そのため、土地の購入やその借入金を算出してから、最後に建物に使う購入資金や予算を決めるようにしましょう。
注文住宅を建てるときは、建物自体にかかる費用だけでなく外構工事、保険、税金など色々なタイプの費用がかかります。
住宅造りに関する全ての費用のことを「総費用」とよび、本体工事費用・別途工事費用・諸費用の3つに大きく分けられます。
*本体工事費用
本体工事費用とは、その言葉の通り建物自体にかかる費用のことを指していて、庭や駐車場など建物以外にかかる費用は含まれません。
また、注文住宅の広告に書かれている価格や坪単価はこの本体工事費用のことを書いているケースが多いです。
本体工事費用の目安は、総費用の75パーセントから80パーセントほどが相場だと言われています。
家を建てるとき本体工事費用の他にも、「基礎工事」「木工事」「設備工事」「電気工事」など他にも費用がかかります。
*別途工事費用
別途工事費用とは、ガスや水道などの「設備工事」、駐車場や庭などの「外構工事」、他にもカーテンやエアコン、照明器具など建物以外にかかる費用のことを指します。
別途工事費用の目安は、大体総費用の15パーセントから20%パーセントほどが相場です。
この費用は、土地の条件によっては金額が大きく変わります。
例えば、高低差のある土地、道路から離れている土地であればガス・水道の引き込み費用が高くなり、地盤が緩い土地であれば地盤改良の工事を行わなくてはいけません。
*諸費用
諸費用は、各種税金の手数料、地震保険・火災保険などの保険料、引っ越し代、家具代、家電の購入費用など、住宅を取得する前後に基本的に現金で支払わなくてはいけない費用のことを指します。
諸費用の目安は、総費用の5パーセントから7パーセントほどが相場だと言われていますが、できれば10パーセントほど確保しておくことが望ましいでしょう。
あらかじめ予算を決めていても、自分の要望を注文住宅に組み込んでいくうちに予算オーバーしてしまうことは、珍しくありません。
住宅に関することを全て理想のものにしようとすると、どうしても予算オーバーしてしまう場合は、優先順位の低いものから削っていきましょう。
予算がオーバーするケースでよくあるのが複雑な間取りにしてしまっているケースなので、できるだけシンプルな間取りに変えると費用は抑えられます。
また、仕上げ材のグレードを下げる方法も簡単で費用を抑えられるでしょう。
今回は、注文住宅の予算の決め方や、注文住宅にかかる費用の内訳などについて紹介しました。
注文住宅や住宅の購入を検討している方は参考にしてみてください。
当社は、相模原市・町田市・大和市・座間市周辺でお客様のご要望にできるだけ寄り添った住宅づくりを心がけています。
ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
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