「BinOとは何だろう」
「スキップフロアとはどんなものだろう」
注文住宅をお考えの方で、このような疑問をお持ちの方は多いと思います。
BinOのデメリットを把握しておきたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、BinOやスキップフロアについて解説します。
また、スキップフロアのデメリットについてもご紹介します。
BinOとは、誰もが暮らしを楽しめるように開発された規格住宅のことです。
BはBasicで家のカタチを、inはinfillで間取りや大きさを、OはOptionで自分らしさを表しています。
これら3つの要素を取り入れることで、品質やデザイン、コストパフォーマンスに優れた理想の規格住宅が建てられるようになっています。
やはり、どれほど住みやすく便利な家を建てたとしても、そこに住む人のオリジナリティが見えなければただの箱となんら変わりありません。
そのため、暮らしやすさに個性を加えたBinOはとても魅力的です。
規格住宅のBinOは、大きく5つのカテゴリーに分かれています。その中でも人気の「スキップフロア」とその特長を紹介します。
スキップフロアとは、2階建ての床の高さをずらすことで、複数の階層を生み出す設計手法です。
ずらす高さや階段の位置によって、間取りの可能性は無限に広がっています。
2階建てに加えて、さらに階層を作れるスキップフロアは、土地面積に限りがあって、居住面積を増やしたい場合に非常に有効な間取りです。
半地下や屋上も合わせれば、さらに多くのスペースを活用できます。
また、スキップフロアは、壁や廊下で仕切られているのではなく、段差で区切りをつけているため、空間のつながりを感じられることも特徴です。
壁やドアがないことで、視界が抜け、開放的な空間になります。
そのため、別々の場所にいても会話を楽しめたり、お子さんの様子を見守れたりするようになります。
さらに、工夫次第では、趣味部屋や書斎にできたり、収納スペースになったりもします。
そして、空間のつながりは室内環境にも影響を与えます。
それは、自然の恵みを十分に取り入れられることです。
上層の窓からは暖かい日差しが、下層の窓からは風が家の中に入ってくるため、明るく風通しの良い空間になります。
スキップフロアには、2つのデメリットがあります。
* デメリット1
リビングの暑さ、寒さについてです。
これまでの日本の住宅では、春から秋にかけては、家の中に風を取り込んで涼しい環境を作るという方法と、部屋ごとに冷暖房をつけるという方法で室温を調整してきました。
しかし、近年の室温を調整する方法は、風を室内に取り込むという点は共通しているものの、冷暖房に関しては部屋ごとではなく、家全体レベルで冷暖房するという方法が主流になってきています。
そうすることで、廊下や浴室、トイレなどが寒いというような状況を防げるようになります。
ところで、「スキップフロアでは、夏は暑く、冬は寒い」ということを聞いたことがある方は多いでしょう。
家全体に冷暖房をつける場合は、断熱性と気密性が高くなければ、夏は暑く冬は寒い家になってしまうからです。
つまり、スキップフロアは断熱性と気密性のセットで考えることが重要です。
反対に考えれば、断熱性と気密性さえしっかりしていれば、スキップフロアのデメリットはむしろ、少ないエネルギーで冷暖房を使用できるというメリットであると言えます。
* デメリット2
老後の間取りについてです。
スキップフロアは、段差を作ることで2階建てにさらに階層を生み出すため、一般的な2階建て住宅よりも階段の上り下りがしやすいと言えます。
移動距離が短くなるので、段差を踏み外したことによって、一気に一番下まで転落するという事態も防げます。
しかし、段差が多いがゆえに、もし高齢になった場合には家の中での移動が制限されてしまうことがデメリットです。
ですが、普段から階段の上り下りをしていると、年を重ねても足腰が弱くなりにくいとも言われています。
スキップフロアの暮らしは普段の生活の中で自然と足腰を使い、著しい筋力低下を防ぐ効果も期待されています。
普段なかなか歩かない、という方にはこの機会にスキップフロアのおうちで暮らしの中にちょっとした運動を取れ入れてみるのもいかがでしょうか。
今回は、BinOやスキップフロアについて解説しました。
スキップフロアのデメリットについてもご理解いただけたかと思います。
スキップフロアを取り入れる際は、断熱性や気密性も意識してみると良いでしょう。
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