新しく家を購入したいと考えた際に、最初に考えるべきことの1つが資金計画です。
どのような予算で、どの部分にお金をかけるか。
家づくりは資金計画次第で、選択肢の幅が大きく広がります。
そこで今回は、家づくりの資金計画をどのように立てれば良いか、注意点と合わせてご紹介します。
家づくりに必要な資金を用意する方法は、大きく分けて3つあります。
方法①住宅ローン
資金を用意する方法として、真っ先に頭に浮かぶのは住宅ローンではないでしょうか。
ご想像いただけるように、家を購入する際には、一般的に住宅ローンを利用します。
全てを住宅ローンで購入するのではなく、自己資金と合わせて購入してもかまいません。
住宅ローンは、金融機関ごとに異なる特徴を持っています。
例えば、支払う必要がある事務手数料や金利のタイプ、保証料が変わります。
そのため、住宅ローンを利用する場合は、金融機関ごとの特徴を比較することがおすすめです。
方法②自己資金
住宅ローンを利用せず、自己資金ですべてを賄う方法もあります。
自己資金のみで家を購入する場合には、住宅ローンのように利息を支払う必要はありません。
ただし、自己資金で家を購入することで、その後の生活費を使い切ってしまわないようにバランスを考えてみてくださいね。
ある程度の蓄えは必要であることをご理解いただければと思います。
方法③親族からの援助を受ける
家を購入する際に、親族から資金を援助してもらう方も少なくありません。
援助の対象となるのは金銭だけではなく、土地の譲渡の場合もあります。
家づくりには、土地も欠かせないものです。
金銭や土地を援助してもらうことで、予算の配分を変えられる場合もありますので余裕が生まれることもあります。
ただし、親族から援助を受ける際には、贈与税に気を付けましょう。
住宅にかかる資金の援助は、一部非課税となる税金の優遇制度もありますので確認しておくことをおすすめします。
家づくりの資金計画は、3つのステップに分けて進めることをおすすめします。
Step1:用意できる自己資金の額を検討する
資金計画では、まず自己資金の検討から始めましょう。
現在手元にある預貯金のようなお金の内、家の購入に使用できる資金はどれくらいあるでしょうか。
一般的に、自己資金は家の購入にかかる費用全体の20%以上用意しておくことが良いとされています。
手数料や税金といった諸費用や住宅ローンの頭金は自己資金で支払うことがおすすめです。
支払える頭金の額が大きいほど、住宅ローンを返済する負担は減ります。
しかし、手元にある資金を全て使用してしまうと生活に関わる資金がなくなってしまう場合もありますので、自己資金は無理のない金額にしましょう。
家づくり以外に必要な資金を長期的なライフプランに沿って考えて、資金計画を立ててみてください。
Step2:住宅ローンでどれくらいの金額を借りるのか決める
自己資金の額を決めた後には、住宅ローンで借りる金額を決めます。
住宅ローンで借りる金額を決める際には、2つの側面から検討しましょう。
1つ目は、無理せず返済できる金額です。
月にいくらであれば無理せずに返済できるのか、現在の家賃や駐車場代を基に考えましょう。
2つ目は、金融機関から借りられる金額です。
金融機関から借りられる金額は、年収を基に考えると良いでしょう。
住宅ローンの上限は、年収の6から7倍程度だと言われていますので、参考にしてみてください。
Step3:長期的なライフプランを想定して住宅ローンを組む
前述したとおり、住宅ローンには種類が複数あります。
住宅ローンは、どのような家を建てたいのかによって適したものが異なるものです。
そのため、長期的なライフプランを想定して自分たちの暮らしに合った住宅ローンを組むようにしましょう。
資金計画で注意するべきポイントは、建築費以外にも費用がかかることです。
引越しや税金、手数料といった諸費用は、家本体や土地代とは別に支払う必要があります。
諸費用は、住宅の価格の5%から10%ほどの金額が目安です。
そのため、家の本体価格が2000万円であれば100万円ほどの諸費用がかかると考えて良いでしょう。
この諸費用は、現金で用意する必要があるので、忘れないように用意しておきましょう。
諸費用の内訳である税金や手数料に当てはまるものは、消費税や印紙税、登記手数料やローンの保証料などです。
支払う必要がある税金や手数料が何でどの程度の費用がかかるのか、事前に確認しておくことをおすすめします。
家づくりの資金計画は、3つのステップで立てることができるとご理解いただけたと思います。
実際に資金計画を立てる際には、建築費以外にも諸費用を用意する必要があることに気をつけましょう。
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