建売住宅・分譲住宅・注文住宅などさまざまな住宅タイプがありますが、いまいちそれらの違いについて知らないという方は少なくないでしょう。
人生で一度の買い物を後悔のないものにするためにも、これらの違いについて知っておくことが大切です。
今回は、建売住宅をピックアップして探し方や注意点についてご紹介します。
建売住宅とは、建築が終了し住宅が完成されているまたは、まだ建築中の完成予定の住宅と土地を一緒にセットで購入できる物件のことを指します。
そのため、あらかじめ土地を探して購入し、後から住宅を建てる必要がありません。
一般的には、完成している住宅を土地と一緒にセットで販売することが多いですが、売買契約の時点ではまだ完成していなくても、建物の完成を条件として土地と一緒に販売されます。
分譲住宅とは、分譲住宅地に建てられた住宅のことを指します。
分譲住宅地とは、複数の一戸建て住宅を販売することを目的として開発された土地のことをいいます。
複数の住宅のデザインや仕様を似せて作り、「街並み」のような統一感を演出させているのが大きな特徴です。
建売住宅と同じように分譲住宅は、土地と建物をセットで購入できます。
また、近年では分譲住宅地で建てられていても、建売住宅と呼ばれる傾向にあり、特に大きな区別がなく同じものを指すことが多くなっています。
注文住宅では、自分で住宅を建てる土地をあらかじめ用意しておき、設計事務所や施工会社に住宅の設計を依頼して、住宅を建ててもらいます。
さまざまな方法で住宅を建設できて、3つの中でも最も自由度の高い住宅タイプです。
一から住宅の間取りや仕様を決められるので、家族構成や自分のライフスタイルに合った希望が反映されやすい住宅を実現できます。
しかし、その分費用や時間がかかってしまうので、時間に余裕がない方やすぐにでも入居したい方には建売や分譲住宅をおすすめします。
建売住宅を探す方法として、「住宅展示場・モデルハウスを見学する」「不動産会社を訪問する」「不動産情報紙・折込チラシを利用する」など、さまざまな方法がありますが、ここでは探す上での知っておくべきコツについて紹介します。
住宅を探す上で決めなくてはいけないことは、譲れる条件と絶対に譲れない条件を明確にすることです。
立地や間取り、周辺環境など、住宅を購入するときに希望する条件はさまざまですが、ある程度の妥協点を決めておくと希望の物件がスムーズに見つかりやすくなります。
例えば、駅から徒歩5分以内の物件を希望する場合、徒歩6分の物件は弾かれてしまいます。
1分ほどなら妥協できるのであれば、駅から徒歩10分以内に条件を変えると見つかりやすくなります。
建売住宅を購入するときに知っておきたい注意点は主に3つあります。
1つ目は、価格に含まれるものに注意することです。
多くの建売住宅は、安さを武器に販売されていますが、その価格の内訳は契約をする前にきちんと確認しておかなくてはいけません。
含まれていると思っていたけど、オプションとして追加しなくてはいけないというケースが非常に多く、契約後にも追加費用を請求されることになってしまいます。
オプション扱いされている部分の例として、カーテンレール、エアコン設置のためのスリーブ、網戸などがあり、売買契約を結んでしまう前に、オプション料金などを含めてから見積もりをすることが大事です。
2つ目は、点検口の有無です。
購入した住宅に永い間安心して暮らすために必要になるのが、点検口です。
点検口は、床下や屋根裏、壁内の状態を点検するために使われ、特に床下や屋根裏の点検口は重要な役割を担います。
しかし、物件によっては床下と屋根裏にない場合もあるので、物件を内覧するときに点検口の有無を必ずチェックするようにしましょう。
3つ目は、未完成物件の引き渡しには注意することです。
建売住宅の購入でトラブルが起きやすいのは、未完成の住宅の引き渡しで売買代金を先に支払ってしまったケースです。
本来であれば、完成された物件と引き換えに代金を支払うのですが、住宅がまだ未完成の状態で支払いだけ先に求められる場合があります。
怖いのは、支払い後に会社の対応が急に悪くなり、補修するべき点をこちらが指摘しても言い逃ればかりし、対応してくれないということです。
このようなトラブルを未然に防ぐためにも、建売住宅を購入するときは、未完成物件の引き渡しは受けないようにしてください。
三光ホームでは、建売住宅の未完成物件で、建物完成前にすべてのお支払いをお願いすることはございませんので、ご安心ください。
今回は、3つの住宅タイプの違いと、建売住宅の探し方や購入する前に知っておきたい注意点などについて紹介したのでぜひ参考にしてください。
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