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2024/07/02

新築断熱材の選び方とは?種類と施工工法の徹底解説

新築断熱材の選び方とは?種類と施工工法の徹底解説

新築住宅を建てる際に、快適な住空間を実現するためには、断熱材選びが非常に重要です。
近年、省エネ意識が高まり、断熱材の性能も向上しています。

しかし、様々な種類の断熱材が存在し、それぞれ特徴やメリット、デメリットが異なるため、どれを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、新築住宅に適した断熱材の種類や特徴、施工方法、そして断熱材選びのポイントについて詳しく解説していきます。

断熱材の種類とその特徴

快適な住空間を実現するためには、適切な断熱材を選ぶことが重要です。
断熱材には、様々な種類があり、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。
新築住宅に適した断熱材として、代表的な3つの種類を紹介します。

無機繊維系断熱材

無機繊維系断熱材は、ガラスや岩などの無機物を繊維状にして、その間に空気を閉じ込めることで断熱効果を発揮します。
代表的なものとして、グラスウールやロックウールがあります。

1: グラスウール

グラスウールは、ガラスを繊維状にした断熱材で、安価で入手しやすいのが特徴です。
また、吸音性能が高いため、防音効果も期待できます。

しかし、湿気に弱く、施工時に繊維が飛散しやすいなどの欠点もあります。

2: ロックウール

ロックウールは、岩石を高温で溶かし繊維状にした断熱材で、グラスウールに比べて断熱性能が高く、耐火性にも優れています。
また、害虫に強いのも特徴ですが、グラスウールよりも価格が高く、湿気に弱い点は共通しています。

木質繊維系断熱材

木質繊維系断熱材は、木材や古紙などを繊維状にした断熱材で、自然素材ならではのメリットがあります。
代表的なものとして、セルロースファイバーがあります。

1: セルロースファイバー

セルロースファイバーは、古紙や木材を細かく砕いて繊維状にした断熱材で、断熱性能が高く、調湿性にも優れています。
また、無機繊維系断熱材に比べて、人体への影響が少なく、環境負荷も低いため、近年注目されています。

しかし、価格が高く、施工が難しいなどのデメリットもあります。

2: 発泡プラスチック系断熱材

発泡プラスチック系断熱材は、プラスチックを泡状にした断熱材で、軽量で施工がしやすいのが特徴です。

代表的なものとして、ウレタンフォームや硬質ウレタンフォームがあります。

・ ウレタンフォーム

ウレタンフォームは、液状のウレタンを吹き付けることで発泡させて断熱材にするもので、隙間なく施工できるため、高い断熱性能が得られます。
また、軽量で施工がしやすいのも特徴です。

しかし、燃えやすく、有害物質を発生する可能性があるなど、安全面での懸念もあります。


・硬質ウレタンフォーム

硬質ウレタンフォームは、ウレタンフォームよりも硬く、強度が高い断熱材です。
耐水性、耐薬品性にも優れており、屋外や湿気の多い場所でも使用できます。

しかし、価格が高く、施工が難しいなどのデメリットもあります。

施工工法と断熱効果の違い

断熱材の種類だけでなく、施工方法によっても断熱効果は大きく異なります。

新築住宅における代表的な断熱工法には、外張り断熱、充填断熱、付加断熱の3つの方法があります。

1: 外張り断熱

外張り断熱は、家の外側に断熱材を貼り付ける方法です。
外側から断熱材で包むため、構造内部の温度変化を抑え、結露の発生を防ぐ効果があります。
また、構造体内部の空間を有効活用できるため、配管や配線などのスペースを確保しやすくなります。

しかし、施工費用が高く、外壁の厚みが増すため、デザインに影響が出る可能性があります。

2: 充填断熱

充填断熱は、家の壁や天井の内部に断熱材を充填する方法です。
外張り断熱に比べて施工費用が安く、構造体の厚みを抑えられます。

しかし、施工の精度が断熱効果に大きく影響し、施工不良による結露が発生する可能性があります。

3: 付加断熱

付加断熱は、外張り断熱と充填断熱を組み合わせた方法です。

両方のメリットを活かすことができるため、最も高い断熱性能が得られます。

しかし、施工費用が高く、複雑な構造になるため、設計段階から検討する必要があります。

まとめ

新築住宅の断熱材選びは、快適な住空間を実現するために非常に重要です。
断熱材には、無機繊維系、木質繊維系、発泡プラスチック系の3つの種類があり、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。
また、断熱工法も、外張り断熱、充填断熱、付加断熱の3つの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
最適な断熱材を選ぶためには、家の構造、予算、ライフスタイルなどを考慮し、専門業者と相談することが重要です。

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